
MacのFinderの使い方を紹介します。フォルダ・ファイル管理をするアプリケーションで、Windowsでいうとエクスプローラーに相当するものです。エクスプローラーと操作方法が異なる部分が結構あるので、Windowsユーザは最初は戸惑う部分も多いでしょう。Windowsしか使ったことがないユーザでもすぐに慣れるように操作のポイントや便利なショートカットキーをまとめましたので、是非参考にしてください。
Windowsと違うポイントをまず覚えよう
Windowsのエクスプローラーと操作方法が違って戸惑う部分にまずぶち当たりますので、まずはそこを覚えましょう。
ファイル・フォルダを開く
ダブルクリックでフォルダやファイルが開けるのはWindowsと同じですが、キーボード操作では注意が必要です。MacのFinderでは以下の操作です。
command + ↓(下矢印)
Windowsだと、Enterキーでフォルダ、ファイルを開けますが、Macの場合Enterキーを押すと次に紹介するファイル名・フォルダ名の変更になってしまうので気をつけましょう。
ファイル名・フォルダ名の変更
WindowsではF2キーでファイル名・フォルダ名の変更ができます。MacのFinderでは以下の操作です。
Enter
やはり、慣れるまでは、Windowsにおけるファイル・フォルダを開くのEnterとごっちゃになって間違えやすいです。ファイル・フォルダを開く操作と名前変更の操作をマスターするのが一番のポイントです。
ファイル・フォルダの削除(ゴミ箱に入れる)
Windowsでは、Deleteキー1つでファイル・フォルダの削除が行えます。MacのFinderでは以下の操作です。
command + Delete(WindowsのBackspaceに相当)
Windowsでは、Enterの上にBackspaceキーがあって、それとは別にDeleteキーが存在します。しかし、Macでは、Enterキーの上にあるキーはDeleteキーと呼びます。そして、普段の操作は「1つ前の文字を消す」という、WindowsのBackspaceキーと同じ役割です。
便利な機能やショートカットキーを覚えよう
さらに、Finderを使いこなすために、便利な機能やショートカットキーを覚えましょう。
クイックルックでファイルの中身を一瞬で確認(スペースキー)
クイックルックという機能があり、これは、ファイルの中身をプレビュー的に表示できる非常に便利な機能です。中身を少し確認したいファイルが選択されているときに、スペースキーを押すだけです。画像ファイルやPDFの他、EXCELファイルはパワーポイントなどあらゆるファイルの中身を一瞬で確認できてかなり便利な機能です。
また、スペースキーを普通に押すか、押し続けるかで動きが異なります。
■スペースキーを普通に押す
:プレビューが表示される。もう一度スペースキーを押すとプレビューを閉じる
■スペースキーを長押し
:キーを押している間はプレビューを表示し、キーを離すとプレビューを閉じる
またプレビューが出ている間は、矢印キーの上下で他のファイルのプレビューに次々に切替することができます。
Finderを一発で開く
Finderを開く時は、Dockにあるアイコン等から起動するのが一般的かと思いますが、ショートカットキーで一発でFinderを開く便利な方法を紹介します。Windowsであれば、ウインドウズキーとEでエクスプローラーを開きますが、MacのFinderでは以下のショートカットが便利です。

option + command + スペースキー

このように、Finderの検索ウインドウが一発で開きます。
新規タブを開く
Finderではタブ表示が可能です。新規のタブを開くショートカットを紹介します。

command + T ※タブ(tab)のTで覚えましょう

このように、Finderの最近の項目タブが新規で追加されます。
その他、Macで覚えた方が良いショートカットキー
Finderに限らず、Macで覚えた方がよいショートカットキーについて、以下の記事で紹介していますので、是非合わせて参考にしてください。